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カーネルの再構築 補足その1

まず 一連の作業を纏めると 以下のようになります

カーネルの再構築の手順

ディレクトリに移動

作業場所に 移動します

# cd /usr/src/linux-2.4.31/

.config の バックアップ

残して置いた方が便利な ”.config”を 保管しておきます

# mv .config 20071122.config
# mv 20071122.config ../BKUP-CONFIG/

make mrproper

”make mrproper”を 行って作業準備をします

# make mrproper

終了すれば 退避した ”.config”を 持ってきます。

# cp ../BKUP-CONFIG/20071122.config .config

最初から やり直すので有れば 退避する事も 復活させる事も 必要はありま せん。

make menuconfig

”make menuconfig”に より 設定をしてゆきます。

# make menuconfig

設定が終了すると次は ”*** Next, you must run 'make dep'.”ですよ と指示されるので、

make dep && make clean && make bzImage

一つ づつ 行っても良いのですが 纏めて処理をします。

# make dep && make clean && make bzImage

modules の 退避

必要に応じて modules の 退避を しておきます。割り切って削除しても良い のですが 最後にしても 良いでせう。

# cd /lib/modules/
# mv 2.4.31-plamo/ bkup_2.4.31-plamo/
# cd -
/usr/src/linux-2.4.31

make modules && make modules_install

これも 一つ づつ 行っても良いのですが 纏めて処理をします。

# make modules && make modules_install

カーネルの 更新

カーネルの 更新 を 行います。 必要に応じて 旧いものをとりあえず残して おく方が 良いでしょう

# cd /
# mv vmlinuz-2.4.31 bkup_vmlinuz-2.4.31
# cp /usr/src/linux-2.4.31/arch/i386/boot/bzImage vmlinuz-2.4.31

System.map の 更新

System.map の 更新も 行います。必要に応じて 旧いものをとりあえず残して おく方が 良いでしょう

# cd /boot/
# mv System.map-2.4.31 bk_System.map-2.4.31
# cp /usr/src/linux-2.4.31/System.map System.map-2.4.31

これで 再起動をし 上手く動けば 終わりです。勿論望む 動作をするという 前提ですが、そうでなければ 最初に戻るということです。

へびあし

これで 運用をしているのですが、少々無視をしている事が有ります。

Makefile

”/usr/src/linux-2.4.31”に 存在する”Makefile”というものが有ります。 個猫は 恐ろしくて 触らない事を モットーにしているのですが 最初の部分にこ の様なものが有ります。

# head -7 Makefile 
VERSION = 2
PATCHLEVEL = 4
SUBLEVEL = 31
EXTRAVERSION =-plamo

KERNELRELEASE=$(VERSION).$(PATCHLEVEL).$(SUBLEVEL)$(EXTRAVERSION)

# uname -r   /*  こういう対応をしているようです */
2.4.31-plamo

この場合 ”-plamo”というのですが これを 変える事で 自分の コントロー ルした ヴァージョンにて 運用する事が可能に なります。最初の マイナス 記 号は 省略しないということのようです。したがってこれを 変更して独自の も のとして運用するのが 本来のようです。

なぜしないのか?

# ls /usr/lib/setup/ | grep Plamo
Plamo-4.03

というものが有ります。

# ls -l /usr/lib/setup/Plamo-4.03   
-rw-r--r--    1 root     root  0 Jun  4  2004 /usr/lib/setup/Plamo-4.03

個猫としては これを尊重しておきましょう ということです。これも 変更す るのか? という面倒な事を省略しているということです。これは運用される方 の判断で自由にされれば良い事です。

にゃんたろう 拝!

2007年11月22日 (木) 22:13:11 JST 作成


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