以下の所から 入手しました。2008年11月16日 (日) 20:28:42 JST
http://www.avasys.jp/lx-bin2/linux/spc/DL2.do
ンストール方法 ファイルサイズ
userg_revG_j.pdf をお読みください。 579,156 バイト
必ず上記の 原典に当たる事
$ pdftotext userg_revG_j.pdf file.txt
で 前処理 後は 手動で 変更 それゆえ 間違い有り ライセンス無視 故 訴え られる 恐れ有り。上記の 変更処理で面白い事が 発生しているのが 体験できま す。 (CUPS の C が 別の所に 移動して CUPS が UPS に なっている場所がある 等)
まあ pdftotext の 練習ということで あくまで userg_revG_j.pdf に よる 事です。
Image Image Scan! for Linux 操作ガイド Copyright (C) 2004-2005 SEIKO EPSON Corporation Image Scan! for Linux 操作ガイドは、EPSON AVASYS Public License の条件 下で提供されてい ます。 ライセンスのコピーは本ガイドの巻末にあります。 i 目次 お使いになる前に Image Scan! for Linux の紹介 . . . . . . . . . . . . . . . . . .1 Image Scan! for Linux をお使いになる前に........................ 1 使用許諾契約について . . . . . . . . . . . . . . .. . .. . . . .2 注意事項やポイントについて . . . . . . . . . . . . . . . . .. . .2 本書について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .2 使用環境について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 1 章 インストール ............................................... 3 Image Scan! for Linux のインストール .. . .. . .. . .. . . . .. 3 Image Scan! for Linux のアンインストール. . . . . . . . . . . ..4 USB 機器の設定方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ...4 libusb 経由で の利用方法 . . . . . . .. . . . .. . . . . . . . ..5 ス キ ャ ナ モ ジ ュ ール で の利用方法 . . . . . . .. . . . .. .7 2 章 Image Scan! for Linux の使い方 ....................... 9 画像取り込みの流れ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 Image Scan! for Linux を起動する . . . . . . . . . . . . .11 コ マ ン ド か ら 起動す る . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 GIMP か ら 起動す る . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 [ ス キ ャ ナ選択] ダ イ ア ロ グ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12 [メイン]ウィンドウの設 定項目 . . . . . . . . . . . . . .13 [原稿] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18 [調整] タ ブ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22 画像を取り込む . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .25 画像 を フ ァ イ ル に保存す る . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26 プ リ ン タ に直接印刷す る . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 ii 3 章 SANE のネットワーク設定 ............................. 28 クライアントのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . .29 サーバのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . .30 ク ラ イ ア ン ト を 登録す る . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30 ス ーパーサーバ の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31 困ったときは . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .32 sane サー ビ ス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32 フ ァ イ ア ウ ォ ール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32 TCP ラ ッ パー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33 ホ ス ト 名 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33 EPSON AVASYS Public License ............................. 34 iii お使いになる前に Image Scan! for Linux の紹介 Image Scan! for Linux は、Linux に対応した EPSON 製スキャナを制御 するソフトウェアです。 白黒画像はもちろん、カラー画像、プロ志向の高画質取り込み、 およ び画像調整機能などが搭載されています。 取り込みの操作や画像の調 整などは、すべてグラフィカルインターフェースにより、 視覚的に操 作することができます。 また、Image Scan! for Linux は、ネットワークにも対応しており、 ネットワーク上のコンピュータ(サーバ)に接続されているスキャナ も制御することができます。 本書で使用している「クライアント」と「サーバ」の意味は以下のと おりです。 クライアント :Image Scan! for Linux が起動しているコンピュータ サーバ :スキャナが接続されているコンピュータ ご使用の環境にあった方法でお使いください。 お 使 い に な る 前 に Image Scan! for Linux をお使いになる前に Image Scan! for Linux を前に以下の事項をご確認ください。 ■ Image Scan! for Linux を使用するコンピュータには、SANE パッ ケージ バー ジョン 1.0.3 以降がインストールされている必要があ ります。 ■ ネットワーク環境で Image Scan! for Linux を使用する場合は、ク ライア ント側とサーバ側で SANE のネットワーク設定を行う必要が あります。詳しく は、 3 章 SANE のネットワーク設定」で説明して 「 います。 ■ Image Scan! for Linux は、 ネットワーク上のコンピュータに接続 されているスキャナをサポートします。 ネットワーク上に直接接続 されているスキャナはサポートしておりません。 1 使用許諾契約について 本ソフトウェアは、構成するモジュールにより以下の 3 つの使用許諾 契約に従うことを条件にご使用いただけます。 ■ GNU General Public License ■ GNU Lesser General Public License ■ EPSON AVASYS Public License これらの使用許諾契約に同意いただけない場合には、 本ソフトウェア はご使用になれませんのでご注意ください。 お 使 い に な る 前 に 注意事項やポイントについて Note このマークに続いて、重要な説明、補足説明、知っておいていただき たいことなどを記載しています。 本書について 本書は、Image Scan! for Linux をお使いいただく上での使用方法、 困ったときの対処方法などについて説明しています。 ご使用になるスキャナについては、スキャナに添付のマニュアルをご 覧ください。 Note 本書に掲載されている画面は、ご使用の環境により異なる場合があります。 使用環境について 以下のホームページには、Image Scan! for Linux に関して、 オペレー ティングシステム、スキャナ等についてのサポート情報が記載されて います。本書と合わせてご利用ください。 http://www.avasys.jp/linux/index.html 2 1 章 インストール この章では、Image Scan! for Linux のインストールの方法と アンイン ストールの方法を説明します。 Image Scan! for Linux のインストール Image Scan! for Linux は、以下の手順でインストールします。 Note イ ン ス ト l ル ■ ネットワーク環境で Image Scan! for Linux を使用する場合は、 サーバと クライアントの両方に Image Scan! for Linux をインストールしてか ら、 各設定を行ってください。 参照: 3 章 SANE のネットワーク設定」 28 ページ) 「 ( ■ Image Scan! for Linux をインストールする前に、 SANE パッケージ (バージョン 1.0.3 以降)がインストールされている 必要があります。 SANE パッケージの詳細については以下のホームページを参照してくだ さ い。 http://www.sane-project.org/ 1. root 権限のユーザでログインします。 2. 以下の rpm コマンドを実行して、 Image Scan! for Linux をインス トールします。 # rpm -i iscan-1.5.x-x.i386.rpm 「1.5.x-x」は Image Scan! for Linux のバージョンを表します。 実 際には、インストールする Image Scan! for Linux のバージョンを 入力してください。 古いバージョンの Image Scan! for Linux がインストールされてい る場合は、 以下のコマンドを実行してバージョンアップしてくださ い。 # rpm -U iscan-1.5.x.x.i386.rpm 3 Note ■ Image Scan! for Linux のインストール中に error:failed dependencies 」 「 というメッセージが表示された場合は、 インストールを中止してくださ い。 mage Scan! for Linux が正常に動作するために 必要なパッケージが表 I 示されますので、 それらのパッケージをインストールしてから、 再度 Image Scan! for Linux をインストールしてください。 ■ rpm コマンドの詳細については、 下記のホームページを参照してくだ さ い。 http://www.rpm.org/ イ ン ス ト l ル Image Scan! for Linux のアンインストール Image Scan! for Linux のアンインストールは、 下の手順で行います。 以 1. root 権限のユーザでログインします。 2. 以下の rpm コマンドを実行して Image Scan! for Linux をアンイン ストールします。 # rpm -e iscan USB 機器の設定方法 ここでは、USB スキャナで Image Scan! for Linux を使用するための 設 定方法を説明します。 ご使用の OS 環境に合わせて、 libusb 経由での利用方法」 または「ス 「 、 キャナモジュールでの利用方法」を参照し、 設定してください。 なお、Kernel のバージョン 2.6 以降ではスキャナモジュールの メンテ ナンスおよびサポートが終了しており、 2.6.3 ではスキャナモジュール は含まれていません。 当該環境でお使いの場合は、libusb 経由でのご 利用をお勧めします。 4 Note ■ ■ Image Scan! for Linux は バージョン 1.14.0 からの hotplug 機能への対応 により、 libusb 経由での接続が標準となりました。 これにより、hotplug がインストールされているシステムでは、 Image Scan! for Linux をインストールするだけで、 特別な設定をすることなく Image Scan! for Linux をご利用いただけます。 スキャナモジュールや libusb の詳細については、 sane-usb のマニュアル ページを参照してください。 $ man sane-usb イ ン ス ト l ル libusb 経由での利用方法 1. "/etc/sane.d/epkowa.conf" の「usb」「usb /dev/usb/scanner0」 、 の行が以下のように記載されていることを確認します。 usb #usb /dev/usb/scanner0 (上記は Image Scan! for Linux インストール直後のデフォルト設定 です。 ) 2. スキャナを接続します。 スキャナの電源を入れ、USB で接続してください。 Note ■ libusb 経由で Image Scan! for Linux をご利用いただくには、 スキャナモ ジュールがロードされていない必要があります。 以下の手順で、スキャナモジュールがロードされていないことを確認して ください。 1. 以下のコマンドを実行し、 コンソールに何も表示されないこと を確認します。 # lsmod | grep scanner 2. "scanner" が表示される場合は、 以下のコマンドを実行し、ス キャナモジュールをアンロードしてください。 # modprobe -r scanner または # rmmod scanner 5 ■ ご使用の環境構成によっては、 スキャナモジュールが自動的に kernel に 読み込まれるため、 libusb 経由で Image Scan! for Linux が利用できない 場合があります。 そのような場合は、スキャナモジュールの移動または名前を変更してくだ さい。 例) kernel version2.6.0 の場合、 以下のファイルを移動または名前を変更し、 コンピュータを再起動してください。 /lib/modules/2.6.0/kernel/drivers/usb/image/scanner.ko ■ ご使用の環境によって、 root ユーザ以外の一般ユーザでは通信エラーが発 生し、 Image Scan! for Linux が利用できない場合があります。 これは、 hotplug 機能が正常に動作しないことにより発生します。 以下の手順で、デバイスファイルのアクセス権を変更してください。 イ ン ス ト l ル 1. sane-find-scanner コマンドでスキャナの接続先を確認してく ださい。 $ sane-find-scanner | grep 0x04b8 found USB scanner (vendor=0x04b8, product=0x0110) at libusb:001:002 上記の例では、libusb:001:002 がスキャナの接続先になります。 2. 次のコマンドでアクセス権を修正してください。 # chmod 0666 /proc/bus/usb/001/002 (001/002 の部分には、 手順 1. で調べた USB スキャナの接続先 を記載します) 6 スキャナモジュールでの利用方法 1. Kernel のバージョンを確認します。 Image Scan! for Linux をスキャナモジュールで使用する場合は、 Kernel のバージョン 2.4.12 以降が必要です。 次 の コ マ ン ド を 実 行 し て K e r n e l のバ ー ジ ョ ン が 2 . 4 . 1 2 以 降 で あ る ことを 確認してください。 $ uname -r 2. スキャナを接続します。 スキャナの電源を入れ、USB で接続してください。 3. "/etc/sane.d/epkowa.conf" を編集します。 3-1.USB スキャナのデバイスファイル名が "/dev/usb/scanner0" の とき、 「usb /dev/usb/scannner0」の行を次のように変更しま す。 #usb /dev/usb/scannner0 ↓ usb /dev/usb/scanner0 3-2.libusb 経由での接続を無効にするため、 usb」の行をコメン 「 トアウトします。 usb ↓ #usb 4. 以下のコマンドを実行して、 接続スキャナの機種 ID を取得します。 $ cat /proc/bus/usb/devices | grep 04b8 P: Vendor=04b8 ProdID=YYYY Rev= 1.10 イ ン ス ト l ル コンソールに表示される内容で、以下の記載を確認します。 ProdID=YYYY (YYYY は英数字になります ) 7 5. root 権限で以下のコマンドを実行し、 スキャナモジュールをロー ドします。 上記で確認した機種 ID を「YYYY」に入力します。 # modprobe scanner vendor=0x04b8 product=0xYYYY Note ■ スキャナモジュールのロード後に、 ほかのスキャナを接続して Image Scan! for Linux を使用する場合は、 下のコマンドでロード済みのスキャ 以 ナモジュールをアンロードしてから、 再度ロードし直してください。 # modprobe -r scanner または # rmmod scanner ■ Kernel 2.6 以降のディストリビューションでは、 rmmod コマンドでス キャナモジュールを Kernel からアンロードできない場合がありますの で、ご注意ください。 イ ン ス ト l ル 8 2 章 Image Scan! for Linux の使い方 この章では、Image Scan! for Linux を使って、 画像を取り込む手順、 および画像調整などを行うための各種設定について 説明しています。 画像取り込みの流れ 画像を取り込む手順を簡単に説明します。 各ステップでの詳しい説明 は、 参照ページをご覧ください。 1. スキャナとコンピュータの電源をオンにします。 2. スキャナに原稿をセットします。 セット方法については、スキャナ に添付のマニュアルを参照してください。 3. Image Scan! for Linux を起動します。 起動の方法は、コマンドを入力する方法と、 GIMP から起動する方 法があります。 参照: Image Scan! for Linux を起動する」 11 ページ) 「 ( 4. スキャナ選択ダイアログが表示された場合は、 使用するスキャナを 選択し、 OK]ボタンをクリックします。 [ →[メイン]ウィンドウが表示されます。 参照:[スキャナ選択]ダイアログ」 12 ページ) 「 ( 5. [原稿]タブで原稿種類、イメージタイプ、解像度を設定します。 参照:[原稿]タブ」 18 ページ) 「 ( 6. [プレビュー]ボタンをクリックして、 取り込みイメージを表示し ます。 参照:[プレビュー]ボタン」 13 ページ) 「 ( 7. 必要に応じて、取り込みイメージ上でマウスをドラックして、 取り 込み範囲を選択します。 参照: 取り込み枠の指定方法」 14 ページ) 「 ( 8. 高度な画質調整を行いたい場合は、 調整]タブをクリックし、 詳 [ 細な設定を行います。 「 ( 参照:[調整]タブ」 22 ページ) Image Scan! for Linux の 使 い 方 9 9. [出力先]で、取り込み後の画像の出力先を指定します。 ファイルに保存する場合は、 ファイル]を選択します。 [ プリンタに印刷する場合は、 プリンタ]を選択します。 [ 参照:[出力先]( 16 ページ) 「 」 10. 取り込み]ボタンをクリックして、取り込みを開始します。 [ ファイルに保存する場合は、 保存するディレクトリとファイル名を 指定してから取り込みます。 プリンタに印刷する場合は、取り込みが終了後、印刷されます。 参照: 画像を取り込む」 25 ページ) 「 ( 次ページ以降で各画面の詳細な機能、操作について説明しています。 Image Scan! for Linux の 使 い 方 10 Image Scan! for Linux を起動する Image Scan! for Linux を起動するには、 下の 2 つの方法があります。 以 コマンドから起動する コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。 $ iscan Image Scan! for Linux が起動します。 複数のスキャナを使用できる場合は、 スキャナ選択]ダイアログが表 [ 示されます。 参照:[スキャナ選択]ダイアログ」 12 ページ) 「 ( GIMP から起動する Image Scan! for Linux は、 像処理ソフトウェアの GIMP から 起動でき 画 ます。この場合、 取り込んだ画像は GIMP に転送され、GIMP で画像処理 ができます。 1. Image Scan! for Linux のバイナリパッケージをインストールする と iscan が GIMP プラグインとして登録されます。 自動的に登録されない場合、またはソースコードからコンパイルし た場合は、次のコマンドで登録できます。 $ ln -s /usr/bin/iscan ~/.gimp-1.2/plug-ins/ .gimp-1.2 の部分は、利用する GIMP のバージョンにしてください。 このコマンドは 1 度実行すれば、以降は実行の必要はありません。 2. GIMP を起動します。 起動方法などについては、 GIMP のマニュアルを参照してください。 3. GIMP の[拡張]メニューから[Acquire Image]を選択し、 [Scanning(iscan)]を選択します。 Image Scan! for Linux が起動します。 複数のスキャナを使用できる場合は、 スキャナ選択]ダイアログ [ が表示されます。 参照:[スキャナ選択]ダイアログ」 12 ページ) 「 ( Image Scan! for Linux の 使 い 方 11 [スキャナ選択]ダイアログ 複数のスキャナが使用可能な場合(ネットワーク上のスキャナも含む) は、 Image Scan! for Linux を起動すると[スキャナ選択]ダイアログ が表示され ます。 使用するスキャナを選択して、[OK]ボタンをクリッ クしてください。 Image Scan! for Linux の 使 い 方 12 [メイン]ウィンドウの設定項目 ここでは、 メイン]ウィンドウの設定項目と操作方法について説明し [ ます。 プレビュー表示エリア [原稿]/[調整]タブ表示エリア Image Scan! for Linux の 使 い 方 Image Scan! for Linux を終了するには、 このボタンをクリックします。 [プレビュー]ボタン このボタンをクリックすると、原稿をプレビュー(低解像度で仮取り 込み)し、 プレビュー表示エリアに表示します。 このとき、露光(画 像の明暗)が自動調整されます。 プレビューでは、取り込み枠の指定(取り込む範囲の指定)や、 画像 調整の結果がリアルタイムで表示されます。 画像がどのように取り込 まれるかを確認しながら操作できます。 13 Note ■ ■ ADF(オートドキュメントフィーダ)を使用する場合、 プレビュー後に原 稿が排紙されます。 排紙された原稿を再度セットしてから取り込みを行っ てください。 スキャナの機種によっては、取り込まれた原稿のサイズがそのまま取り込 み可能範囲になります。 取り込み枠の指定方法 原稿の一部分だけ取り込みたい場合や、 一部分だけ拡大したい場合 (ズーム機能)は、 以下の方法で取り込み枠を指定します。 作成する: プレビュー表示にカーソルを移動し、 ドラッグすると点線の四角形が 表示されます。 点線の四角形内が取り込み枠になります。 移動する: 取り込み枠内にカーソルを移動して、 ドラッグすると、取り込み枠を 移動できます。 拡大 / 縮小する: 取り込み枠の点線上にカーソルを移動して、 ドラッグすると、取り込 み枠を拡大 / 縮小できます。 取り消す: 作成した取り込み枠以外のプレビュー部分をクリックすると、 取り込 み枠が取り消されます。 Image Scan! for Linux の 使 い 方 14 [ズーム]ボタン 取り込む領域が小さい場合は、取り込み枠を指定してからこのボタン をクリックします。 原稿を再プレビューし、 取り込み枠を拡大して表 示します。 ズーム後に画像を取り込むと、取り込み枠内を拡大した状態で取り込 みます。 ズームを取り消す場合は、 取り込み枠を取り消してから再度プレ ビューを行ってください。 Note ■ [ズーム]ボタンは、プレビューしてから使用可能になります。 ■ ADF(オートドキュメントフィーダ)を使用する場合は、 排紙された原稿 (プレビュー中の原稿)を再度セットしてから [ズーム]ボタンをクリッ クしてください。 Image Scan! for Linux [自動露光]ボタン このボタンをクリックすると、プレビューウィンドウに表示されてい る 画像を解析して、最適な画像になるように [ガンマ][ハイライ 、 ト][シャドウ]を自動調整します。 これにより、ほとんどの画像で 、 適切な露出が得られます。 プレビューは、自動露光処理が行われた状態で表示されます。 調整] [ タブの[ガンマ][ハイライト][シャドウ]を変更した場合、 自動 、 、 [ 露光 ] をクリックすると、 プレビューが表示されたときの設定に戻り ます。 Note の 使 い 方 [自動露光]ボタンは、 イメージタイプ]が[線画]以外の設定で、 プレ [ ビューを行った場合に使用可能になります。 [スキャナ] 使用するスキャナ名が表示されます。 複数のスキャナが使用可能な場合(ネットワーク上のスキャナも含 む) 他のスキャナに切り替えたいときは、 Image Scan! for Linux を終 、 了し、再度起動したときに表示される [スキャナ選択 ] ダイアログで 選択し直してください。 15 [スキャナビボタン有効]チェックボックス スキャナ本体のスキャナビボタンが押されるまでスキャン動作を待ち ます。離れた場所にあるスキャナでスキャンする場合や、 ADF のように 複数の原稿を連続してスキャンしたい場合に便利です。 Note 使用するスキャナがスキャナビボタンに対応している場合のみ、 [ スキャ ナビボタン有効]チェックボックスが表示されます。 [出力先] 取り込んだ画像をファイルに保存するか、 直接プリンタで印刷するか 選択できます。 [プリンタ]を選択した場合は、通常使うプリンタとして登録されてい るプリンタで印刷します。それ以外のプリンタで印刷したい場合は、 [環境設定]ボタンをクリックして、プリンタを指定してください。 Note Image Scan! for Linux GIMP から Image Scan! for Linux を起動した場合、 出力先]ボタンは使用 [ できません。 [ 取り込み]ボタン このボタンをクリックすると取り込みを開始します。 ファイルに保存する場合、このボタンをクリック後、 保存するディレ クトリとファイル名を選択してから取り込みを開始します。 詳細につ いては、以下のページを参照してください。 参照: 画像をファイルに保存する」 26 ページ) 「 ( の 使 い 方 16 [環境設定]ボタン 取り込んだ画像の[出力先]を[プリンタ]にした場合、 初期設定で は通常使用するプリンタに印刷されます。 それ以外のプリンタに印刷したい場合は、 このボタンを押すと、 環境 [ 設定]ダイアログが表示されますので、 印刷コマンドを入力して変更 できます。 Image Scan! for Linux から印刷するには、 UPS や Photo Image Print C System(バージョン 1.3.1 以降) など、PNG ファイル形式を処理できる 印刷システムが必要です。 Note GIMP から Image Scan! for Linux を起動した場合、 環境設定]ボタンは使 [ 用できません。 Image Scan! for Linux [印刷コマンド][環境設定]ダイアログ) ( [環境設定]ダイアログの[印刷コマンド]にプリンタのデバイス名を 入力して(半角で 256 文字以内)プリンタを指定します。 EPSON 製プリ ンタをご使用の場合は、 刷の品質を高めるために Photo Image Print 印 System を インストールしてご使用いただくことをお勧めします。 の 使 い 方 17 [原稿]タブ [原稿]タブでは、原稿種や取り込み装置、 取り込み後の画像の色や解 像度などを設定します。 Image Scan! for Linux の 使 い 方 [原稿種] 以下の選択肢から原稿種を選択します。 [原稿台] : スキャナの原稿台に原稿をセットする場合に選択します。 [透過原稿ユニット - ネガフィルム] : 透過原稿ユニットを使用して、ネガフィルムを取り込む場合に選択し ます。 [透過原稿ユニット - ポジフィルム] : 透過原稿ユニットを使用して、 ポジフィルムを取り込む場合に選択し ます。 18 [ADF] : ADF(オートドキュメントフィーダ)から原稿を取り込む場合に選択し ます。 Note ■ [透過原稿ユニット - ネガフィルム]/[透過原稿ユニット - ポジフィルム]は、 スキャナに透過原稿ユニットがセットされていないと選択できま せん。 ■ [ADF]は、スキャナに ADF がセットされていないと、選択できません。 [イメージタイプ] スキャナにセットした原稿の種類に合わせてイメージタイプを選択し ます。 イメージタイプを選択することにより、 取り込む画像の色、ピ クセル数などが設定されます。 [カラー写真] ; カラー写真を取り込む場合に選択します。 写真に適した設定を使い、 24bit カラー(約 1677 万色)で取り込みます。 カラー原稿の場合は、 通常はこの設定で十分な画質が得られます。 [カラー書類] : 雑誌やカタログなどのカラー書類を取り込む場合に選択し ます。 24bit カラー(約 1677 万色)で取り込みます。 [白黒写真] : 白黒写真を取り込む場合に選択します。写真に適した設定によ り、 8bit(256 階調)のグレースケールで取り込みます。 白黒写真の場合 は、通常はこの設定で十分な画質が得られます。 [白黒書類] : 白黒の雑誌やカタログなどの書類を取り込む場合に選択しま す。 8bit (256 階調)のグレースケールで取り込みます。 [線画] : 白黒 2 値(白か黒)のデータで取り込みます。 文字や線画だけの原稿 の場合はこの設定が最適です。 Image Scan! for Linux の 使 い 方 19 Note [原稿種]が [透過原稿ユニット - ネガフィルム]/[透過原稿ユニット ポジフィルム]の 場合は、 線画]を選択できません。 [ [解像度 ] 取り込み後の画像の解像度を設定します。 解像度とは、画像データの画素が約 1 インチ幅にいくつあるかを決め るためのものです。解像度が高いと画像品質が上がり、 ファイルサイ ズも大きくなります。 解像度が低いと画像品質が下がり、ファイルサ イズが小さくなります。 Note Image Scan! for Linux 使用するスキャナによって、選択できる解像度が異なります。 [アンシャープマスク] チェックを付けると、輪郭部分を強調して画像をシャープにします。 Note [イメージタイプ]で[線画]を選択した場合は [アンシャープマスク]を 選択できません。 の 使 い 方 [出力サイズ] 取り込み後の画像の[幅]と[高さ]を確認できます。 ここで値を変 更することはできません。 表示単位は、インチ、ピクセル、センチメートルのいずれかに変更で きます。 [ズーム] このスライダを左右に移動することにより、 取り込み後の画像を拡大 / 縮小することができます。 ここでの最大値、最小値は[解像度]の設 定により異なります。 20 [フォーカス] 焦点位置の設定を選択します。原稿台から取り込む場合は、 0.0]を [ 選択します。透過原稿ユニットを使用する場合は[2.5]を選択しま す。 Note 使用するスキャナに焦点調整機能が搭載されている場合のみ [ フォーカス] が表示されます。 Image Scan! for Linux の 使 い 方 21 [調整]タブ [調整]タブで画像調整の設定をすることにより、 画像処理ソフトウェ アを使うことなく、 調整済みの画像を取り込むことができます。 調整した内容は、リアルタイムでプレビューに反映されますので、 確 認しながら調整できます。 Note [調整]タブの設定は、プレビュー後に行ってください。 Image Scan! for Linux の 使 い 方 22 [イメージ制御] 以下の項目を調整できます。プレビューを行うと、 これらの値は最適 な状態に自動調整(自動露光)された状態になっています。 お好みの 調整を行いたいときにお使いください。 [ガンマ] : ガンマとは、 ハイライト部分とシャドウ部分の中間部分の濃度のこと です。 ガンマ]スライダを左右に移動して調整すると、 明るい部分や [ 暗い部分に大きな影響を与えずに、 中間部分の濃度を調整できます。 [イメージタイプ]で[線画]を選択している場合は、調整できませ ん。 [ハイライト] : ハイライトとは、画像の最も明るい部分のことです。 ハイライト]ス [ ライダを左右に移動して調整すると、 暗い部分に大きな影響を与えず に、明るい部分の濃度を調整できます。 [イメージタイプ]で[線画]を選択している場合は、調整できませ ん。 [シャドウ] : シャドウとは、画像の最も暗い部分のことです。 シャドウ]スライダ [ を左右に移動して調整すると、 明るい部分に大きな影響を与えずに、 暗い部分の濃度を調整できます。 [イメージタイプ]で[線画]を選択している場合は、調整できませ ん。 [しきい値] : しきい値とは、 画像を白か黒のモノクロ(2 値)データで取り込む時 の、 白黒の境を決めるものです。 しきい値を変えることにより、 黒として取り込む範囲が変わります。 文字原稿や図面などの取り込みで、文字や線がかすれる場合に有効で す。 、 [イメージタイプ]で[カラー写真][白黒写真]を選択している場合 は、 調整できません。 Image Scan! for Linux の 使 い 方 23 [濃度補正] 濃度はトーンともいいます。 スキャナで取り込んだ画像の濃度データ を、 トーン曲線に合わせて補正し、出力データとする機能です。 シャ ドウ(最暗部) ミッドトーン(中間調) ハイライト(最明部)へと 、 、 変化していく濃度の曲線を補正することで、 画像全体の濃度をバラン スよく仕上げることができます。 [チャンネル] : 濃度補正するチャンネル(色)を、 黒、赤、緑、青の中から選択しま す。 ここで選択した色のトーン曲線が表示されます。 [トーン曲線] : トーン曲線の線上をクリックすると、ポイントが作成され、 ドラッグ することによりトーン曲線を変更できます。 ポイントは最大 11 点作成 できます。 プレビューもリアルタイムで変更されますので、 プレ ビューを確認しながら調整してください。 グラフの横軸は原稿の明るさ(入力値)を示し、 縦軸は取り込み後の 画像の明るさ(出力値)を示します。 作成したポイントを削除する場合は、 削除したいポイントをグラフの 外(右または左側)に 向かってドラッグしてください。 [リセット]ボタン: このボタンをクリックすると、 表示されているチャンネルの濃度が 調 整前の状態に戻ります。 濃度補正]で調整した項目にのみ有効です。 [ 調整を最初からやり直したい場合にクリックしてください。 Image Scan! for Linux の 使 い 方 24 画像を取り込む [メイン]ウィンドウの[取り込み]ボタンをクリックすると、 画像の 取り込みが開始します。取り込みには、以下の方法があります。 ■ ファイルに保存する 「画像をファイルに保存する」 26 ページ)で説明しています。 ( ■ 直接プリンタで印刷する 「プリンタに直接印刷する」 27 ページ) で説明しています。 ( ■ 画像処理ソフトウェアの GIMP から Image Scan! for Linux を起動し た場合は 、GIMP 内に画像が表示されます。 以降の操作は GIMP のマ ニュアルを参照してください。 画像をファイルに保存する場合と、 プリンタに直接印刷する場合につ いて、次のページで説明しています。 Image Scan! for Linux の 使 い 方 25 画像をファイルに保存する [出力先]で[ファイル]を選択した場合、 取り込み]ボタンをク [ リックすると、 以下のウィンドウが表示されます。 ディレクトリ、ファイル形式(PNM、PNG、JPEG などの形式) ファイル 、 名を指定して、 了解]ボタンをクリックすると取り込みが開始し、 画 [ 像がファイルに保存されます。 取り込みを中止する場合は、 取消]ボタンをクリックします。 [ [ 原稿種 ]で[ ADF] が選択 されて いる場 合の画 面 Image Scan! for Linux の 使 い 方 [原稿種]で[ADF] が選択されている場合 ADF を使用して取り込む場合は、 開始番号]と[桁数指定]が表示さ [ れます。ここでの指定に従って、 複数の原稿も連続してファイルに保 存できるようにファイル名の後ろに 番号を付けることができます。 例)ABCD-###.pnm ### が数字になります。 [開始番号] ファイル名の後ろに付ける番号を、 何番から開始するかを指定します。 26 [桁数] 番号の桁数を指定します。 Note ファイルに付ける番号が[桁数指定]を超えてしまう場合は、 自動的に桁 数を増やして番号を付けます。 例) 桁数指定]が [1]の場合: [ ABCD-9.pnm の次のファイル名は、ABCD-10.pnm になります。 [スキャナビボタン有効]にした場合 スキャナビボタンを押すことで、ADF のように連続してスキャンを行う ことができます。 ファイル名についての詳細は、 以下のページを参照してください。 参照:[原稿種]で[ADF] が選択されている場合」 26 ページ) 「 ( Image Scan! for Linux プリンタに直接印刷する 取り込んだ画像をプリンタに直接印刷する場合、 初期設定では通常使 用するプリンタに印刷されます。 それ以外のプリンタに変更したい場 合は、 環境設定]ボタンをクリックして、 環境設定]ダイアログに [ [ 印刷コマンドを変更してください。 その後、 メイン]画面の[取り込 [ み]ボタンをクリックすると、 取り込みが開始します。取り込み終了 後、プリンタで印刷されます。 参照:[印刷コマンド][環境設定]ダイアログ)( 17 ページ) 「 ( 」 の 使 い 方 27 3 章 SANE のネットワーク設定 この章では、Image Scan! for Linux をネットワーク環境で使うための SANE の設定方法について説明しています。 Image Scan! for Linux は、SANE ライブラリを使用してスキャナを制御 しま す。 SANE ライブラリには、ネットワーク上のスキャナに接続する ための モジュール *1 が含まれていますので、 簡単な設定を行うだけで Image Scan! for Linux がネットワーク環境で使えるようになります。 本書で使用している「クライアント」と 「サーバ *2」の意味は以下の とおりです。 クライアント :Image Scan! for Linux が起動している コンピュータ サーバ :スキャナが接続されているコンピュータ Image Scan! for Linux は、ネットワーク上のコンピュータに接続され ているスキャナをサポートします。 ネットワーク上に直接接続されて いるスキャナはサポートしておりません。 Note *1 SANE の開発者は「backend」と呼んでいます。 一般的には「ドライバ」と 同じ意味です。 SANE の ネ ッ ト ワ l ク 設 定 *2 サーバもクライアントと同様に、 Image Scan! for Linux を使って画像 の取り込みが行えます。 SANE のネットワーク設定は、クライアント側とサーバ側の両方で行う 必要があります。以降の手順に従って設定してください。 28 クライアントのセットアップ クライアントでは、以下の 2 つのファイルの設定を行います。 /etc/sane.d/dll.conf /etc/sane.d/net.conf 上記のファイルを操作できるのは、 root 権限のユーザのみです。 root 権限のユーザでログインし、 テキストエディタ等を使って以下の手順 で操作してください。 1. /etc/sane.d/dll.conf の net モジュールが以下のように有効に なっていることを確認します。 net epkowa #needed by iscan 2. /etc/sane.d/net.conf に、 使用するサーバのサーバ名、 または サーバの IP アドレスを記述します。 以下の例は、scan-server(サーバ名)と 192.168.0.1(サーバの IP アドレス)という 2 つのサーバを使用する場合です。 scan-server 192.168.0.1 上記のファイルについて詳しい説明は、 以下の SANE のマニュアルペー ジをご覧ください。 sane-dll(5) sane-net(5) saned(1) Note SANE の ネ ッ ト ワ l ク 設 定 sane を利用するためには、 /etc/services で sane を使用可能な状態に設定す る必要があります。 Image Scan! for Linux のインストール時は、 以下のように 利用可能な状態に設定されますので、 通常は /etc/services を修正する必要は ありません。 sane 6566/tcp # SANE network scanner daemon 利用可能かどうかは、 以下のコマンドを実行すると簡単に確認できます。 $ grep 6566/tcp /etc/services 29 サーバのセットアップ サーバ側では、クライアントの登録とスーパーサーバの設定を行いま す。 クライアントを登録する サーバ上の /etc/sane.d/saned.conf にクライアントを登録します。 登 録したクライアントは、サーバに接続されているスキャナを ネット ワーク経由で使用することができるようになります。 /etc/sane.d/saned.conf の記述方法は、 クライアントのコンピュータ 名、 または IP アドレスを記述します。 以下の例は、scan-client(ク ライアント名)と 192.168.0.2(クライアントの IP アドレス)という 2 つのクライアントを設定する場合です。 scan-client 192.168.0.2 上記のファイルについて詳しい説明は、 以下の SANE のマニュアルペー ジをご覧ください。 SANE saned(1) Note ■ サーバ側では、/etc/sane.d/dll.conf の epkowa モジュールが有効になっ ている必要があります。 Image Scan! for Linux のインストール時は、 epkowa モジュールが追加され、有効に設定されますので、 通常は修正する 必要ありません。 ■ sane を利用するためには、 /etc/services で sane を使用可能な状態に設 定する必要があります。 Image Scan! for Linux のインストール時は、 以下 のように利用可能な状態に設定されますので、 通常は修正する必要ありま せん。 sane 6566/tcp # SANE network scanner daemon 利用可能かどうかは、 以下のコマンドを実行すると簡単に確認できます。 $ grep 6566/tcp /etc/services の ネ ッ ト ワ l ク 設 定 30 スーパーサーバの設定 通常の場合、 saned デーモン(SANE のネットワークスキャンを処理す るプログラム)は、 スーパーサーバ inetd または xinetd により、起動 したり、 停止したりします。 inetd の場合と xinetd の場合とに分けて 設定方法を説明します。 inetd の場合 スーパーサーバ inetd の場合は、 /etc/inetd.conf に以下の記述を追加 します (root 権限のユーザで行ってください) 。 sane stream tcp nowait root.root /usr/sbin/saned saned 以下のようなコマンドで saned デーモンを再起動してください。 # /etc/init.d/inetd restart xinetd の場合 スーパーサーバ xinetd の場合は、 /etc/xinetd.d ディレクトリに sane ファイルを追加する必要があります。 Image Scan! for Linux のドキュ メントディレクトリに sane ファイルのサンプルがありますので、 それ を /etc/xinetd.d ディレクトリにコピーしてください。 # cp /usr/share/doc/iscan-1.5.1/xinetd.sane /etc/xinetd.d/sane なお、/etc/xinetd.conf の内容を修正している場合は、 必要に応じて sane ファイルも修正してから追加してください。 サンプルの内容を以下に示します。 # default: off # description: sane network scanner \ daemon service sane { disabled port socket_type wait user server } sane ファイルを追加後、xinetd デーモンを再起動してください。 # /etc/init.d/xinetd restart = = = = = = no 6566 stream no root /usr/sbin/saned SANE の ネ ッ ト ワ l ク 設 定 31 困ったときは ネットワーク環境では、さまざまな要因により各種設定が 正常に動作 しない場合があります。 ここでは、正常に動作しない場合の一般的な 原因について説明します。 sane サービス SANE のドキュメントでは、sane サービスを参照していますが、 IANA に は sane-port サービスとして登録してあります。 これは、/etc/services ファイルに sane-port としてサービスが登録し てあるため、 ネットワークで Image Scan! for Linux が使えない場合が 考えられます。 対応方法は次の 2 つがあります。 ■ /etc/services ファイルにエイリアスを追加する。 sane-port の行を次のように修正してください。 sane-port 6566/tcp sane # SANE network scanner daemon ■ /etc/inetd.conf や /etc/xinetd.d/sane において、 sane サービス の代わりに sane-port サービスを利用するように修正します。 場合 によっては、/etc/hosts.allow や /etc/hosts.deny のファイルを 修正する必要があります ( 下記の内容も参照してください )。 SANE の ネ ッ ト ワ l ク 設 定 ファイアウォール Image Scan! for Linux のインストール時、 サーバにパケットフィルタ リングファイアウォールが組み込まれている場合は 障害が起きる場合 があります。 saned が使用するためのポート(No6566)が許可されてい ない場合、 パケットの通過が許可されないため、スキャナを使用する ことができません。 また、サーバとクライアントの両方で、入力 / 出 力チェインの パケット通過が許可されていることを確認する必要があ ります。 32 TCP ラッパー TCP ラッパーは、各ポートへのアクセスをどの程度許可するかを 細かく 指定できます。/etc/hosts.allow と /etc/hosts.deny の設定により、 TCP ラッパーは制御されますので、 ここでの設定が正しいかを確認する 必要があります。 詳細については、以下のマニュアルページを参照し てください。 hosts_access(5) ホスト名 saned デーモンは、クライアントからのスキャン処理を受け付けると、 クライアントのホスト名と IP アドレスのチェックを行います。 ドメイ ン・ネーム・サーバ(DNS)の処理速度が遅い、設定が間違っている、 一時的にサーバが利用できないなどの理由でクライアントからの要求 が許可されない場合があります。 ネットワーク管理者の方にご相談ください。 SANE の ネ ッ ト ワ l ク 設 定 33 EPSON AVASYS Public License 2005-04-01 本契約は、本契約に基づき提供されるプログラム、 その他作成物およびそれらのあらゆる派生 物 (以下あわせてプログラムといいます)に適用されます。 プログラムは下記に定める条件に 従い、使用し、 また複製、改変、頒布することができます。 複製、頒布、改変について 1. 2. プログラムの著作権はエプソンアヴァシス株式会社およびその ライセンサーが保有するも のとします。 プログラムは自由に複製し、頒布することができます。 ただし、プログラムを頒布する際 には、 当該プログラムに本契約のコピーを添付することを条件とします。 この条件はプロ グラムのすべての複製物に対して適用されるものとします。 プログラムは自由に改変し、その改変物を頒布することができます。 ただし、プログラム の改変物を頒布する際には、 当該改変物は本契約に基づき頒布されるものとし、 当該改変 物に本契約のコピーを添付することを条件とします。 プログラムのうち、実行可能形式またはオブジェクトコードで提供されたものは、 エプソ ンアヴァシス株式会社とそのライセンサーの 機密情報として取り扱うものとします。 プログラムのうち、実行可能形式またはオブジェクトコードで 提供されたものは、リバー スエンジニアリング、逆コンパイル、 逆アセンブルおよびその他の方法で解析をしてはな らないものとします。 ただし、エプソンアヴァシス株式会社およびそのライセンサーは、 GNU Library General Public License バージョン 2、NU Lesser General Public License G バージョン 2.1、 または当該ライセンス条件の改訂版に明記されている目的に限り、 リ バースエンジニアリングを許可するものとします。 プログラムは現状有姿のままで提供されるものとし、 エプソンアヴァシス株式会社および そのライセンサー、 その他プログラムの改変者および再頒布者は、 プログラムに関して、 明示的、黙示的を問わず、 商業性の保証、特定の目的に対する適合性などの一切の保証を おこないません。 エプソンアヴァシス株式会社およびそのライセンサー、 その他プログラ ムの改変者および再頒布者は、 プログラムの品質、性能に起因して発生する補修、修正に 要する 費用の一切を負担しません。 3. 4. 5. 6. 7. エプソ ンアヴ ァシス 株式会 社およ びその ライセ ンサー 、その 他プロ グラム の改変 者お よび 再頒布者は、 データの消失や誤作動、他のプログラムと一緒に動作しないといった 不具合 など、プログラムの使用に関連して生じた直接損害、間接損害、特別損害、 派生的損害、 その他一切の損害について責任を負いません。 エプソンアヴァシス株式会社およびその ラ イセンサー、その他プログラムの改変者および再頒布者が、 事前に損害の可能性について 明示していた場合についても同様とします。 34 Image Scan! for Linux 操作ガイド
にゃんたろう 拝!
2008年11月16日 (日) 22:25:44 JST