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rndc.conf 002

rndc を使用するに際して rndc.conf を 設定する事が 必要です。これを設 定する場合 鍵を作成しておく 必要が有ります。作成する方法として 一般に” rndc-confgen” というものと ”dnssec-keygen”というものが 使用されます。 今回は ”rndc-confgen”を 使用して 鍵を作成します。なんで 鍵がいんねん ということですが named (bind)を rndc に 依って 制御する場合 named さんが 持っている鍵 と 一致しない場合は 制御を 受けつかないように するようです。 named さんの鍵は named.conf にて 設定します。ユーザー(使用者)が 一人で インターネット 接続が IP 1個で それも 突然変化する場合には bind は 無く ても よいのです。Mac さんに あまり bind を インストール するというのは聞 いた事がない(というのは 嘘ですが サーバーなら 必要となるでしょうが)ま あ そのような ものです。固定でない IP アドレスでも 運用は出来るようです がそれでも IP アドレスが変化して その変化を 更新するまでの間は 対応仕切 れません 基本的には そういうことだと にゃんたろうは かんがえております。 例えば IP アドレスが 変化した それを 検出 そうして 反映して頂く 所に お 願いをする お願いを された所は それを 反映する。其の結果 他の お客さんが 問い合わせると 反映されたものが 他のお客さんに 連絡できる この 一連の サ イクルには 当然 なんらかの 時間が必要と なってきます。

rndc-confgen

なには ともあれ 作成してみよう

# /usr/local/sbin/rndc-confgen -b 512 -r /dev/random -k rndc-key > rndc.conf
# ls -l rndc*
-rw-r--r--    1 root     root          607 Apr  6 20:32 rndc.conf

中身は

# cat rndc.conf 
# Start of rndc.conf
key "rndc-key" {
        algorithm hmac-md5;
        secret "EyneVmm+wOWNI7q9WPRLt1ihrjhVVOfXICXiXY4EJDIO7a3RoP7olpcGIOK3mdUcObhpjC/TKRUvisXhydUUtQ==";
};

options {
        default-key "rndc-key";
        default-server 127.0.0.1;
        default-port 953;
};
# End of rndc.conf

# Use with the following in named.conf, adjusting the allow list as needed:
# key "rndc-key" {
#       algorithm hmac-md5;
#       secret "EyneVmm+wOWNI7q9WPRLt1ihrjhVVOfXICXiXY4EJDIO7a3RoP7olpcGIOK3mdUcObhpjC/TKRUvisXhydUUtQ==";
# };
# 
# controls {
#       inet 127.0.0.1 port 953
#               allow { 127.0.0.1; } keys { "rndc-key"; };
# };
# End of named.conf

これで 出来上がった理由です。この 内容の 趣旨といおうか 取り扱い とい おうか 処理方法ですが 行の最初に ”#”マークの ついた部分は named.conf に 其のまま コピー する という方法と 其の部分を 別の ファイルに 保存し て 呼び出して 使用する という 2通りの 方法があり お薦めでは 別の ファ イルにて 運用する事が 推奨されています。そこで そのようにするものとし ます。

rndc.key

では 其の部分を 取りだして ファイルの 名前を つけないと いけません そ の ファイルの 名前は rndc.key ということにします。別に 決まっているの では 無いようですが 良く使用されているようですので。そうしたら まず 区 分けして 取りだしてみよう 最初に ”#”マークの ついた部分を 取りだす。

# sed -n -e '/^#/p' rndc.conf >rndc.key_proto

内容の確認をすると

# cat rndc.key_proto 
# Start of rndc.conf
# End of rndc.conf
# Use with the following in named.conf, adjusting the allow list as needed:
# key "rndc-key" {
#       algorithm hmac-md5;
#       secret "EyneVmm+wOWNI7q9WPRLt1ihrjhVVOfXICXiXY4EJDIO7a3RoP7olpcGIOK3mdUcObhpjC/TKRUvisXhydUUtQ==";
# };
# 
# controls {
#       inet 127.0.0.1 port 953
#               allow { 127.0.0.1; } keys { "rndc-key"; };
# };
# End of named.conf

必要な所は 4から 7 行 までを 抜き出して 最初の 1文字を 削除 すれば 良いので

# sed -n -e 4,7p rndc.key_proto | sed -n -e 's/^.//p' >rndc.key

内容の確認をすると

# cat rndc.key
 key "rndc-key" {
        algorithm hmac-md5;
        secret "EyneVmm+wOWNI7q9WPRLt1ihrjhVVOfXICXiXY4EJDIO7a3RoP7olpcGIOK3mdUcObhpjC/TKRUvisXhydUUtQ==";
 };

おかたずけ

# rm rndc.key_proto

rndc.conf

さて rndc.conf ですが これも rndc.key を 呼び込むように したい あまり この様な事をしてある例は 見られないが やってみよう再掲するが コメント の 所 (最初に # マーク の所を 削除 すると )現状は

# sed -e '/^#/d' /etc/rndc.conf 
key "rndc-key" {
        algorithm hmac-md5;
        secret "EyneVmm+wOWNI7q9WPRLt1ihrjhVVOfXICXiXY4EJDIO7a3RoP7olpcGIOK3mdUcObhpjC/TKRUvisXhydUUtQ==";
};

options {
        default-key "rndc-key";
        default-server 127.0.0.1;
        default-port 953;
};

に なっている これの rndc-key の 部分を include するように 変更しよう まず バックアップを 取っておこう

# cp /etc/rndc.conf /etc/rndc.conf_full_bk

ほんで もって

# sed -e '/^#/d' /etc/rndc.conf | cat -n  
     1  key "rndc-key" {
     2          algorithm hmac-md5;
     3          secret "EyneVmm+wOWNI7q9WPRLt1ihrjhVVOfXICXiXY4EJDIO7a3RoP7olpcGIOK3mdUcObhpjC/TKRUvisXhydUUtQ==";
     4  };
     5
     6  options {
     7          default-key "rndc-key";
     8          default-server 127.0.0.1;
     9          default-port 953;
    10  };
    11

であるから 6行から 10行まで 有れば良い

# sed -e '/^#/d' /etc/rndc.conf | sed -n -e 6,10p
options {
        default-key "rndc-key";
        default-server 127.0.0.1;
        default-port 953;
};

いいですな include "/etc/rndc.key" を 追記 しましょう。

# sed -e '/^#/d' /etc/rndc.conf | sed -n -e 6,10p >rndc.conf_tmp
# echo 'include "/etc/rndc.key";' >>rndc.conf_tmp
# mv rndc.conf_tmp rndc.conf   
# cat rndc.conf
options {
        default-key "rndc-key";
        default-server 127.0.0.1;
        default-port 953;
};
include "/etc/rndc.key";

named.conf と 何方が先に作成するのか というのは 一概に言えません 普 通は named.conf 作成後に rndc.conf を 作成するのだろうが しかしながら 鍵を作成するのであれば こちらを先に 作成するのが ということです。にゃん たろうは 今まで rndc.conf を 作成した事が無く rndc は 一度も 作成した事 は無かった というのが 実状です。まあそれはさておき rndc.conf が 出来た ので 次は named.conf や zone file を 作成していきたいと おもいます。

にゃんたろう 拝!
2006年 4月13日 (木) 22:45:17 JST 作成


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