戻る

0001 intro

list

| intro | from | size | class | nrcpts | msgid | proto | daemon | relay |
| to | ctladdr | delay | xdelay | mailer | pri | dsn | stat |

用語のようなもの

from, size, class, nrcpts, msgid, proto, daemon, relay, to, ctladdr, delay, xdelay, mailer, pri, dsn, stat 等が /var/log/messages に 現れている が 意味 が 掴み難い ことがあるので log の サンプルを みながら 意味を 掴んでいき たい 当然 これだけでは 無いのでしょうし また 正確な意味という理由では あ りません 本当の 所は 専門書を ひもとく必要があるでせう。ここでは 最初 通 常の というか正常に 送受信されている まっとうなものから 見て行きます、余 り良くない 状態の時に 見られる ruleset, arg1, reject 等は もう少し後で 見 て行く事に する

はじめに

まず 送信受信の 正常と 思われる/var/log/messages のsendmail に 関する log を 見てみよう この log は 計算機の user100.server100.info で 取った ものである 言い替えれば

計算機 user100.server100.info は sendmail が 動作していて 
log は その 計算機のものである
user100.server100.info というものは 
内部の ネットワーク 192.168.38.0 の IP アドレス [192.168.38.111]
を もっており 外部の ネットワークと ADSL を 介して 接続を されている
外部向けの IP アドレスは 変化を するものである 


電子メールを 送る 計算機は
local001.localserver200 であり これは 又 別の 計算機 である
これは 外部の インターネットからは 見えない 

ということで 以下に 構成の 概略を 示すと

構成

受信送信する 系列 で 自分の内部の 状況を 示すと


Internet -- ADSL Modem ==HUB----- user100.server100.info 内部 IP 192.168.38.111
                          |         mailuser555@user100.server100.info
                          ------- local001.localserver200 IP 192.168.38.222
                                    user200@local001.localserver200

の構成に なっている 計算機 local001.localserver200 IP [192.168.38.22] の ユーザー user200 は 計算機 user100.server100.info IP [192.168.38.111]の mailuser555 という アカウント(使用する 権利を 有して いる) という状況での 電子メールの やりとり

送信

いくつかの 実例を 見てみることにする

送信 パターン その1

  まず ローカルの 計算機から sendmail の 動作している 計算機との
  やり取りから 送信作業が 始まる

Oct 21 23:01:58 user100 sendmail[1811]: 
k9LE1v98001811: 
from=<mailuser555@user100.server100.info>, 
size=6297, 
class=0, 
nrcpts=1, 
msgid=<20061021.230157.41624764.mailuser555@user100.server100.info>, 
proto=ESMTP, 
daemon=MTA, 
relay=user200@local001.localserver200 [192.168.38.222]

         実際の 送信者 は ローカルの 計算機から 電子メールを 
         出すのであるが アカウントは user100.server100.info の 計算機の
         mailuser555 という アカウント で 処理をする
relay : これは ローカルの 計算機 と やり取りを している
from  : 送信者は ローカル ではなくて user100.server100.info の 計算機と
        と して扱われている

次に 外部の 受信先の 計算機と やり取りを はじめる

Oct 21 23:02:02 user100 sendmail[1813]: 
k9LE1v98001811: 
to=<otusr111@ekisaito.ko.ni>, 
ctladdr=<mailuser555@user100.server100.info> (1001/100), 
delay=00:00:04, 
xdelay=00:00:04, 
mailer=esmtp, 
pri=126297, 
relay=maile.ekisaito.ko.ni. [333.444.555.666], 
dsn=2.0.0, stat=Sent (ok 1161439322 qp 70739)

relay   : これは 今度は 受信される 計算機に なっている 
to      : 相手先の名前に なっている(当然だべさ)
ctladdr : 制御ユーザー 
         # cat /etc/passwd | grep mailuser555
         mailuser555:x:1001:100:,,,:/home/umail/mailuser555:/bin/false

ここで 留意しておく事は sendmail が 動作している 計算機 に おいて 電 子メールを 送る と云う事は (まあ 御存知のかたは 何をいまさら ということで あるが )送りたい計算機と やり取りをして (受信状態) 次に 送り先の 計算機と やり取りを(送信状態)すると云う事であり ”relay=” というものは あくまで 相手の側のものが 表示されると云う事である ” sendmail が 動作している 計算機”関しては 何処にも 現れない あくまで メッ セージを送信又は受信した ホスト と云う事です ”relay=”を 見比べると

relay=user200@local001.localserver200 [192.168.38.222]
relay=maile.ekisaito.ko.ni. [333.444.555.666]

”@”の 表現 があるものと 無いものが あります なんでだろう?

送信 パターン その2

 前半は 同じ処理を しています
Oct 13 21:37:30 user100 sendmail[5617]: 
k9DCbUFs005617: 
from=<mailuser555@user100.server100.info>, 
size=3350, 
class=0, 
nrcpts=1, 
msgid=<20061013.213730.74753203.mailuser555@user100.server100.info>, 
proto=ESMTP, 
daemon=MTA, 
relay=user200@local001.localserver200 [192.168.38.222]


 ここからは 別の 計算機 との やり取り(外部に送る 処理です)
Oct 13 21:37:34 user100 sendmail[5619]: 
k9DCbUFs005617: 
to=<otusr111@sq3.delsol.ne.ni>, 
ctladdr=<mailuser555@user100.server100.info> (1001/100), 
delay=00:00:04, 
xdelay=00:00:04, 
mailer=esmtp, 
pri=123350, 
relay=mail1.ms.delsol.ne.ni. [111.222.333.444], 
dsn=2.0.0, 
stat=Sent (k9DCbXkK001855 Message accepted for delivery)

同じような 結果となっています

送信 パターン その3

これは 相手は同じですが relay= の 相手(外部のサーバー)の名前が 異なっ ているものです 受け側に 複数台の サーバーが あるのでしょうか

Oct 13 23:18:54 user100 sendmail[5758]: 
k9DEIrHq005758: 
from=<mailuser555@user100.server100.info>, 
size=100523, 
class=0, 
nrcpts=1, 
msgid=<20061013.231853.74755280.mailuser555@user100.server100.info>, 
proto=ESMTP, 
daemon=MTA, 
relay=user200@local001.localserver200 [192.168.38.222]

Oct 13 23:18:58 user100 sendmail[5760]: 
k9DEIrHq005758: 
to=<otusr111@sq3.delsol.ne.ni>, 
ctladdr=<mailuser555@user100.server100.info> (1001/100), 
delay=00:00:04, 
xdelay=00:00:03, 
mailer=esmtp, 
pri=220523, 
relay=mail2.ms.delsol.ne.ni [111.222.333.445], 
dsn=2.0.0, stat=Sent (k9DEItAj020970 Message accepted for delivery)

まあ そういう動作を してると云う事です

受信

今度は 受信の 状態を 見てみましょう

受信 パターン その1

Oct 16 10:15:27 user100 sendmail[7654]: 
k9G1FOKE007654: 
from=<otur555@zousann.ko.ni>, 
size=4552, 
class=0, 
nrcpts=1, 
msgid=<8E9B537E43D03941A72B83F2651DF5586A1522@SRV100001.zousann.ko.ni>, 
proto=ESMTP, 
daemon=MTA, 
relay=server101.zousann.ko.ni [222.333.444.555]
 ここまでは 外部から 受信している所です 
from  : 紛れもなく 外部から 送った 相手でしょう (正常な 場合と 考えて)
relay : 送り先のサーバーの様です(メールを こちらに 送った計算機)


 ここからは 送り先 は 指定しているが mailer=local だけで 処理を終えてます
Oct 16 10:15:27 user100 sendmail[7655]: 
k9G1FOKE007654:
to=<mailuser555@user100.server100.info>, 
delay=00:00:00, xdelay=00:00:00,
mailer=local, 
pri=34774, 
dsn=2.0.0, 
stat=Sent

to    : メールの受取人です

受信の場合は 送信と すこし 異なるようです 受取人は 何らかの 行動を起 こさないと メールを 読む事は 出来ないと云う事です もう一つ 見ておきます

受信 パターン その2

処理方法は同じと考えて 良いでしょう

Oct 22 10:12:41 user100 sendmail[2083]: 
k9M1Cf1C002083: 
from=<otusr888@quad.adn.ne.ni>, 
size=1907, 
class=0, 
nrcpts=1, 
msgid=<001a01c6f577$322bea50$0400a8c0@win02>, 
proto=ESMTP, 
daemon=MTA, 
relay=mafeed.adn.ne.ni [666.777.888.999]

Oct 22 10:12:42 user100 sendmail[2084]: 
k9M1Cf1C002083: 
to=<mailuser555@user100.server100.info>, 
delay=00:00:01, 
xdelay=00:00:01, 
mailer=local, 
pri=32108, 
dsn=2.0.0, 
stat=Sent

こういう感じで 受信しているのでしょう

戻る

にゃんたろう 拝!
2006年10月23日 (月) 21:48:27 JST 作成

Copyright © 2004.-2007. nyantarou All Rights Reserved.